◆1．ベストなタイミングとは？

水まわりのリノベーションのベストなタイミングは、築15～25年ほどです。どの程度劣化しているかによって幅はありますが、水まわりは15年を過ぎた頃からリノベーションを検討し始めましょう。

以下では、水まわりの設備ごとの目安となるタイミングをご紹介します。

・キッチン

キッチンの交換目安は、15～20年です。10年を経過すると、レンジフード・コンロなどの点検が必要になります。このぐらいの時期になると調子が悪くなっていることも少なくありません。

もちろん、目安となる期間を超えて使えるキッチンもあります。しかし、あまりに古いと様々なトラブルが起こりやすくなるので、20年を経過する前にはリノベーションを検討しましょう。

・トイレ

トイレ本体の交換目安は、15～20年です。ただし、使えたとしても古いトイレと最近のトイレでは機能面に差があります。特に違うのが、使用する水の量です。

本体に問題がなかったとしても、節水型に交換したほうが結果としてお得になるというケースもあります。また、掃除のしやすさにこだわった商品も多く販売されるようになりました。

すでにレバーに不具合が出ている・水を溜めるタンクの動作がスムーズではないという場合は、交換をおすすめします。それ以外でまだ故障しておらず使えるトイレでも、最新型の機能が備わったトイレへの交換を行いましょう。

・浴室

使用しているのが昔からあるお風呂なのか、それともユニットバスなのかでリノベーションするべきタイミングは異なります。基本的には20年程度で交換しましょう。

例えばタイル張りの在来工法で造られている浴室の場合だと、築20年を過ぎたあたりから土台や下地材の腐食が進みます。水が構造躯体まで回ってしまうと、最終的には柱まで腐らせてしまうため注意が必要です。

◆2．施工にかかる期間

・キッチン

リノベーションをしてシステムキッチンを新しく交換する場合は、およそ3～4日の期間がかかります。これに加え、床や壁の張り替えがあると、工期は1週間ほどかかるでしょう。

さらに、大がかりなリノベーションでキッチンの位置を移動させるとなると、工期は平均2週間です。大規模な変更になればなるほど、キッチンが使えなくなる期間は長くなります。

・トイレ

トイレは比較的短い期間でリノベーションが可能です。便器の交換だけなら、半日で完了します。また和式便器から洋式便器への変更も2～3日ほどあれば問題ありません。

・浴室

浴室のリノベーションは、どこまでリノベーションするかによって期間が大きく変わります。ユニットバスを交換するだけなら3～4日、在来工法の浴室をユニットバスに交換する場合は1週間程度が目安です。

しかし間取り変更となると、キッチンと同じく2週間～1ヶ月程度は浴室が使えなくなるでしょう。すでに床下に水漏れが発生していた場合は、さらに工期が延長する可能性もあります。

◆1．水まわり全面リノベーション

キッチン・浴室・トイレ・洗面所のすべてをリノベーションする場合、かかる費用は200～400万円ほどです。それぞれどのようなリノベーションをするか、どのグレードの設備を導入するかによって、金額には幅があります。

ただし水まわりすべてのリノベーションをセットにすることで、安くしてくれる業者も多いです。もし水まわり全般をリノベーションする予定があるなら、まとめてリノベーションしたほうがお得になるでしょう。

◆2．キッチンのリノベーション

キッチンにはグレードが多く存在し、価格帯も異なります。スタンダードなら50万円、ハイグレードなら100万円程度です。さらに解体処分費や取り付け費、電気配線費などがかかり、価格相場は70～120万円ほどになるでしょう。

◆3．トイレのリノベーション

トイレもおしゃれで機能が充実しているものを選ぶと、本体価格は約30万円台でリノベーション可能です。こちらも解体処分費や取り付け費などを含め、25万円～35万円ほどでリノベーションできるでしょう。

◆4．浴室のリノベーション

浴室のリノベーションは、ユニットバスが主流です。ユニットバスにもグレードがあり、スタンダードタイプなら40万円ほど、ハイグレードなら130万円ほどと、水まわりの設備の中では最も相場に開きがあります。

本体の費用にプラスで25万円ほどはかかるでしょう。もし湿気で床下が腐食していると、補修工事として10万円ほどプラスで必要です。

今回ご紹介したリノベーション費用相場は、あくまで一般的なものです。大がかりなリノベーションになるとさらに費用がかかるため、しっかりと見積りをとった上でリノベーションを検討しましょう。

匠・小山住建は、妙高で水まわりのリノベーションに対応しております。上越・妙高エリアで家づくりのことなら何でもお気軽にご相談ください。

◆1．浴室

タイル張りで在来工法の浴室をユニットバスに交換する、古いユニットバスを新しいユニットバスに交換するなど、浴室のリノベーションはとても人気です。

リフォームをすることで保温機能がアップする、掃除が楽になる、浴槽が広くなるなど、入浴が快適になります。また、高齢になったことをきっかけに、バリアフリーの浴室にする方も多いです。

◆2．キッチン

キッチンは汚れが蓄積しやすく、すでに取れなくなっている頑固な汚れも多い場所です。また十数年前のキッチンとなると、作業スペースが狭い・収納がしにくいなど様々な問題を抱えている可能性が高いでしょう。リノベーションで新しくなれば、快適な空間で楽しく料理ができます。

◆3．トイレ

トイレは滞在時間が短くそれほど重要視しない方も多いですが、従来のトイレと今のトイレでは性能が大きく異なります。実は20年前のトイレと今のトイレでは、流れる水の量が半分ほどになっているのです。かなりの節水ができるため、まだ使えるからと後回しにせずリノベーションしましょう。

最近は掃除がしやすいものも増えているので、毎日お手入れしやすく節水もできるトイレへの交換・リノベーションをおすすめします。

◆4．洗面所

洗面所のリノベーションは、大きく変えるというよりも洗面台を交換するリフォームが主流です。洗面所自体は昔も今もそれほど性能に違いはないため、水まわりのリノベーションの中で優先度は高くありません。

しかし交換をすることで使いやすくなるため、リノベーションの際は壁紙や床も一緒に見直すとよいでしょう。

◆1．年齢別の使い勝手を考える

年齢によって、水まわり設備の使い勝手を考えなくてはいけません。例えば小さな子供がいる家庭と、夫婦2人だけの家庭、高齢者のいる家庭では、使い方が全く異なるでしょう。

滑りにくい床にする、手すりを付けて立ったり座ったりしやすくする、玄関から洗面所までのアクセスをよくするなど、年齢別の使い勝手に合わせてリノベーションを行いましょう。

◆2．家族の動線をチェックする

水まわりの設備やスペースは、家族全員で使います。同時に複数の人数で使用することもあるはずです。使用にあたって混雑・混乱することがないように、家族それぞれの動線を確認しておくことをおすすめします。

◆3．設備本体はショールームで実物を見る

リノベーションをするにあたって、導入する設備をカタログで選ぶという方も少なくありません。確かにすべての設備を実際に見て回るのは大変ですが、カタログを見てある程度候補を絞ったら、後は実際にショールームで実物を見てみましょう。

実際に見るとイメージと違った、細かな部分までこだわっていて使いやすいと感じた、などの発見があるはずです。少し面倒かも知れませんが、リノベーション成功のために必ず実物をチェックしてください。家族全員で出かければ、それぞれの意見が聞けるでしょう。