◆理想の住まいは細部まで思い描いておく

心地よい空間は人によって違いますから、自分にとっての暮らしやすい住まいを細かく思い描いておくことが大切です。理想の住まいのイメージを詳しく伝えることで、そこにプロのアイデアをプラスして想像以上の素敵な空間を提案してもらえるでしょう。また、内装に使う資材や設備にはグレードがあるので、その希望を伝えると、より正確な見積り金額を出してもらうことが可能です。

◆将来のライフスタイルも考慮して間取りを考える

例えば、妊娠の予定があるのであれば子育てのしやすい間取りに、両親と同居する予定があればバリアフリーなど、将来のことを考えて設計を依頼することが大切です。また、いずれは貸し出したり売却するつもりであれば、借り手や買い手が見つけやすいように、あまりにも独創性に富んだデザインの家は避けたほうが無難でしょう。

◆複数のリノベーション会社に見積りを依頼する

リノベーション会社といっても得意分野はそれぞれ異なります。具体的には「戸建てのリノベーションが得意な会社」「自然素材を使ったデザインが得意な会社」「物件探しから依頼できる会社」などです。

リノベーションが完了するまでに半年以上かかることもありますから、設計者との相性も重要です。理想や好みを正確に把握し理解してくれるリノベーション会社を見つけるためにも、できるだけ多くのリノベーション会社に相談し、見積りを依頼することをおすすめします。

◆リノベーション会社との打ち合わせは納得がいくまで行う

リノベーション会社との間に完成する家のイメージに少しでもズレがあると、イメージ通りに家を建てることはできません。理想の住まいを実現するために、リノベーション会社との打ち合わせでは細部まで確認し合い、納得がいくまで行いましょう。リノベーションの打ち合わせ内容、特に決定事項は後で確認できるようにメモをとっておくことをおすすめします。

◆見積りは細かくチェックする

見積り金額が必ずしも最終的に支払う金額とは限りません。リノベーション会社によっては後から追加料金が発生する場合もありますので、見積りを受け取ったら、金額だけでなく項目もしっかりとチェックしてください。

特に注意したいのが「一式」という言葉です。「一式」やよくわからない費用が記載されていたら、契約する前に質問して明確にしておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。